【第54回】2015年、Windows10搭載パソコンを買うか、現在利用中のOSをアップグレードするかについて考える

2015年7月29日、新OS「Windows10」が正式にリリースされました。Windows7、8、8.1搭載パソコンに関しては、1年間のみ「無償でWindows10にアップグレードできる」というもの。

今回は、「Windows10搭載パソコンを買うべきか、現在利用中のOSをアップグレードするべきか」について解説致します。

当サイト管理人の結論を最初に述べれば。

「現在利用中のWindows7、8、8.1搭載パソコンのOSをアップグレードするのではなく、最初からWindows10搭載パソコンを買う」、これが結論になります。

仕事がら、様々な状況を数多く目のあたりにしているので、強くそう思います。

「1年間無償でアップグレードできる対象OS(Windows7、8、8.1搭載パソコン)だからと、かなりの人が安易にWindows10にアップグレードしていますが、(1)アップグレードの失敗、(2)微妙にスペック要件が足りず、アップグレード失敗、(3)リカバリでもとのOSに戻すことになってしまった、(4)パソコンが起動しなくなった、(5)リカバリですら、もとのOSにもどせなくなってしまった、(6)今まで利用できていたソフトがWindows10にアップグレードしたら動作しなくなった。「メディアセンター」がアップグレードしたら削除されてしまった……etc。

実例をあげればキリがありませんが、現在利用中のWindows7、8、8.1搭載パソコンを、Windows10にアップグレードした人のトラブルが後をたちません

パソコンに詳しく、トラブルの対処方法がわかっている人なら、自分でなんとかするので、特に問題はないと思います。パソコンを複数所有していて、テスト的にWindows10にアップグレードしてみただけという場合も、トライしていいと思いますが。

自称パソコンに詳しい人や、詳しいと思い込んでいる人は、やめといたほうが身のためです。アップグレード前のもとのパソコン環境にすぐ戻せるようバックアップをしっかりとったからと、安心してアップグレードにトライしたものの……なんらかのトラブルとなり、もとのOS環境にもどそうとしたが、完全にもどらないということも後をたちません。

現在利用中のOSをWindows10にアップグレードする場合は、パソコンが調子悪くなる、動かないソフトや周辺機器がある、もとのOS環境にもどせなくなる、起動しなくなることもある、パソコンメーカーに有料の修理に出してもかまわない……そういう気持ちがなかったら、やめておいたほうが無難です。

パソコンに詳しい人ですら、完全にトラブル対処できないこともあるので、パソコンに詳しくない人なら、なおさらトラブルに対処することができるはずもありません。

2015年、9月4日には「Windows10 Home」14,900円、「Windows10 Pro」27,800円のパッケージ版も発売されましたが、パッケージ版でのアップグレードも同様です。

当サイト管理人が、仕事上で相手をするお客様への対処策も、ほとんどの場合、パソコンメーカー誘導になります。誘導されたパソコンメーカーの対応は、「購入時のOSではないので、サポート対象外になります。パソコンをリカバリして、買った時の初期状態に戻してください」と、一蹴されます

パソコンメーカーは、利用者が自分勝手に、別のOSにアップグレードした時のことまで動作保証はしていません。メーカーサイト、保証書、取扱説明書などにも明記されています。「Windows10アップグレードに関する情報」が掲載されているページにも、ハッキリと告知されています。自分勝手にOSをアップグレードしておいて、なんとかしてよ、パソコンメーカーさんでは……虫が良すぎます。自業自得です。

パソコン素人の方が、「無償でWindows10にアップグレードできますよ」にとびついて、OSのアップグレードに失敗したり、アップグレードはできたものの……動作しなくなったソフトがでたり、DVDが再生できなくなったり、プリンターなどの周辺機器でエラーが多発したりでは、本当に困ってしまいますよね。

これらのことを総合的に考えると

最新OSのWindows10を利用したい場合は、「最初からWindows10が搭載されているパソコンを買う」ことを強くおすすめします。

「最初からWindows10が搭載されているパソコン」であれば、(1)パソコンメーカーの保証が受けられる、(2)動作を確認した状態でパソコンが提供されるのでトラブルが発生しにくい、(3)Windows10が動作するためのシステム要件を完全に満たした状態でパソコンが提供される、(4)Windows10の最新機能が安定した状態で使える、(5)万が一、パソコンが不調となり、リカバリする場合でも、最初に搭載されているOSがWindows10なので、簡単にWindows10にもどせる、(6)パソコン固有の問題があったとしても、Windows10が最初から搭載されているパソコンなので、メーカー独自の修正プログラムなども配布され対策がとられるので安心して使い続けられる。

まぁ、こんな利点が考えられますね。

別の選択肢をあげるなら、こういう選択肢もあります

まだまだ知らない人も多いのですが。

パソコンメーカーのインターネットショップなら、OS、CPU、メモリなどを自分好みにカスタマイズ(仕様変更)してパソコンを購入できます。複数の仕様・構成から機種選択できたり、市販されていないオリジナルモデルが購入できたり、3年保証の製品もあります。割引率も高く、送料無料のメーカーも少なくありません。

当サイトの別記事でも紹介していますが、機種によっては、「OSのダウングレード権」により、現在もWindows7搭載パソコンを購入することもできます

仕事でパソコンを使うのであれば、(1)Windows10もOS選択可能な機種を、(2)あえて、Windows7(ダウングレード権)搭載にして、パソコンを買うという選択肢もあります。

理由は、仕事でパソコンを利用するわけだから、ソフトが動作しない、開けないファイルがある、プリンターが利用できなどのトラブル発生が一番困るはずです。それを避けるために、OSはWindows7を選択すべきです。

お客様相手の仕事なら、トラブル発生で、その解決に時間をとられ、仕事にならないというのが一番問題になってしまいます。

また、ダウングレード権によるWindows7搭載パソコンを購入した場合、Windows7用のリカバリDVDの他に、標準搭載予定のOS……現在だとWindows10のリカバリDVDも付属するはずなので、いつでもWindows10にアップグレードすることも可能です(購入時に、注意書きなどの詳細はメーカーサイトで確認する必要はありますが)

OSが「Windows10も選択できる」機種ということは、当然、システム要件やスペックもWindows10に完全に対応し、動作保証していることを意味しています。Windows7でも、Windows10でも、どちらもパソコンメーカーの保証対象になっているのです。

どちらにしても、現在、Windows7、8、8.1搭載のパソコンを利用していて、それをWindows10にアップグレードするのは、よほどパソコンに詳しい人で、どんなトラブルにも自分で解決できる自信がない場合は、やめておいたほうが無難だというのが、当サイト管理人の見解です。

パソコン購入の参考になれば幸いです。

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