【第16回】2013年、Windows XP サポート終了に備える

当サイトの別記事でも簡単にふれていますが、Windows XP と Office 2003 のサポート終了が来年の2014年4月9日に迫っており、残された時間が1年をきってしまいました。

サポート期間終了以降は、Windows XP と Office 2003 にセキュリティ上の欠陥が見つかったとしても、マイクロソフト社から修正プログラムが提供されることがないため、パソコンのセキュリティのリスクが高まることになります(パソコン自体が動作しなくなるわけではありません)。

Windows XP は後継となる Windows Vista 発売の遅れにより、通常10年としている OS のサポート期間を2年以上延長しており、これ以上の延長はありません。

近年は、インターネット犯罪が進化し、「設計が古い Windows XP での対策はもはや限界であり、新機能を組み込んだ新 OS でないと防ぎきれない」との見解をマイクロソフト社が示しており、サポートの再々延長はないとのことです。

IDC ジャパンによると、2012年11月時点で、企業の4割、個人の3割弱がいまだに Windows XP を使っているという調査結果がでています。

■個人所有パソコンの OS 利用状況
 Windows 7 (45.5%)
 Windows Vista (15.6%)
 Windows XP (27.7%)
 その他 (8.8%)

■企業・法人所有パソコンの OS 利用状況
 Windows 7 (39.9%)
 Windows Vista (15.8%)
 Windows XP (40.3%)
 その他 (3.6%)

上記の調査結果からもわかるように、いまだに Windows XP を使っているユーザーは多いのです。

サポートが終了する2014年4月9日までに、パソコンを Windows 7 や Windows 8 など新しい OS にアップグレードすることが求められています。

しかしながら、Windows XP 搭載パソコンに関しては、その多くはスペックが低く、新しい OS は快適に動作しない可能性が非常に高く、現実的には、新しいパソコンへの買い換えが必要であるとされています。

マイクロソフト社では、サポートが終了するまで1年を切った4月から、Web サイトや小冊子を使い、個人ユーザーに向けた情報を発信・強化し注意喚起しています。

まだ、Windows XP パソコンを使っている方は、サポート期間終了直前であわてないよう新 OS 搭載パソコンへの移行を早めにすすめてほしいところです。

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