「【第16回】2013年、Windows XP サポート終了に備える」でも解説していますが、2014年4月9日(日本時間)、Windows XP 、Office 2003、Internet Explorer 6 のサポートが完全に終了します。残された時間は、あと約8ヶ月。
サポート期間が終了したからといって、パソコンや対象ソフトが動かなくなるわけではありません。しかしながら、Windows XP、Office 2003、Internet Explorer 6 にセキュリティ上の欠陥が見つかったとしても、マイクロソフト社から修正プログラムが提供されることがないため、パソコンのセキュリティのリスクが高まることになります。
マイクロソフト社がサポートしないのであれば、「市販のセキュリティ対策ソフトをインストールすれば何とかなるのでは?」……と考えてしまいそうですが、それは間違いです。
Windows XP というOS (Operating System = オペレーティング・システム)の根底部分に問題が発生した場合、市販のソフトではどうにもならないからです。
理由は、ソフト開発メーカーが問題解決のために、どうしてもWindows XP の技術情報が必要になった場合、サポート期間が終了しているので、マイクロソフト社から技術情報が得られなくなるので、結果、対策がとれなくなるのです。
Windows XP サポート終了は、パソコン利用者だけの問題ではなく、ソフトや周辺機器メーカーにとっても重大な問題なのです。
安全なパソコンライフをおくるためには、Windows XP 利用者は、2014年4月9日(日本時間)までに、Windows 7 やWindows 8 などに変更する必要があることを絶対に忘れないでくださいね。
現在利用しているWindows XP パソコンに Windows 7 や Windows 8 をインストールするという選択肢もあります。しかし、Windows XP パソコン自体が古いハードのはずなので、Windows 7 や Windows 8 をインストールできない可能性が高いことが簡単に予想されます。また、インストールできたとしても、ドライバを認識できないなどの問題が発生する可能性も高いでしょう(パソコンに詳しく、簡単に自作できるレベルの知識があり、自分で問題解決できるのであれば別ですが)。
現実的に考えれば、「新しいパソコンを購入すること」が、一番の解決策になるのではないでしょうか。
「Windows XP サポート終了」時期が迫りつつあるなか、HP Directplus (ヒューレット・パッカード社の直販サイト)では、「Windows XP 下取りキャンペーン」が2013年9月30日まで実施されています(2013年9月7日、キャンペーン期間が延長されたため記事内の期限を修正致しました)。
簡単に説明すると、「キャンペーン対象パソコンを購入する際、Windows XP 搭載パソコンを下取りに出すと、査定金額に1万円をプラスして下取りする」というものです。通常は有料になる「パソコンの引取手数料も無料」で実施されます。
■ノートPC用の詳細は、HP Directplus の「Windows XP 下取りキャンペーン(ノートPC)」 ページで
■デスクトップPC用の詳細は、HP Directplus の「Windows XP 下取りキャンペーン(デスクトップPC)」ページで
「Windows XP 下取りキャンペーン」は、当初、2013年7月31日までの予定でしたが、2014年4月9日まで延長されました。
各パソコンメーカーともに、Windows XP のサポート終了時期が迫っていることを考慮して、様々なキャンペーンをうっていますが、「Windows XP 下取りキャンペーン」の需要がまだまだあると、HP Directplus が判断した結果だと思われます。
パソコン購入の参考になれば幸いです。
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