2006年春モデル以降、Windows関連のパソコン雑誌、メーカーのWebページ、店頭商品において「Windows Vista Capable」という言葉やシールを目にすることが多くなってきました。
「Windows Vista Capable」は「ウィンドウズ・ビスタ・ケイパブル」と読み、「Windows Vista を受け入れる余地がある(Capable)」という直訳の意味するとおり、「次期OSの Windows Vista が動作しますよ」=「Windows Vista 対応のパソコンで、メーカーが動作保証している」ことを意味しています。
とは言うものの、「Windows Vista Capable」で規定しているハードウェアの条件は、(1)メモリは512MB以上であること、(2)グラフィック機能は DirectX9.0(ダイレクトエックス9.0)以上に対応していること、(3)最新のCPUを搭載していること、(4)各パーツのドライバソフト(動作させるソフトのこと)がWindows Vista に対応しているなど、かなり大まかなものとなっており、「Windows Vista Capable」の機種であったとしても、全ての機能が使えるわけではなく、機能拡張が必要な場合もあるというのが現実。
現状で、Windows Vista の望ましいハードウェア環境としては、チップセットは Intel 945 Express 以上の性能で、CPUは64ビット拡張を備え、メモリは1GB以上、ハード・ディスクは大きいほどよく、グラフィック機能はWDDM(Windows Vista Display Driver Model)に対応し、ビデオメモリは128MB以上なら、Windows Vista のフル機能が使えるはずです。
ただし、開発段階で、問題を見つけては対策を重ねているものの、毎度のことだが、新しいOSが実際に発売されて、更に数多くの不具合が見つかり、そのつど対策をとっていく……ということになると思う。
現在、パソコンを購入する場合、「Windows Vista Capable」=「「Windows Vista 対応」機種を意識してしまうことも少なくないと思いますが、個人的には、あまり深く考えないで、現在、何をするためにパソコンが必要か、そして、それには、どういうスペックの機種を選択したらよいかということと、予算を考えて購入するが一番の選択肢だと思います。
特に、パソコン初心者の方であれば、現在のOSとかなりインターフェイスの異なる Windows Vista でとまどうより、成熟して安定したOSのWindowsXPを利用するのが無難な選択肢だと思います。
よりよい PC Life の一助になれば幸いです。
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