2010年8月、CDショップ大手の「 HMV 渋谷」が閉店しました。2013年1月、イギリスのレコード販売大手「 HMV 」が資金繰りに行き詰まり経営破綻しました。
事前補足説明になりますが、日本国内の全 HMV 店舗は、2010年、コンビニの「ローソン」が買収し、「ローソン HMV エンタテイメント」となり、「イギリスの HMV とは資本関係がなく、破綻による影響はない」との声明をだしています。
本題にもどします。
イギリスの PLC社 が世界展開していたレコード販売店グループ「 HMV 」は、レコード、CDなどを販売している大手企業でした。「 HMV 渋谷」が閉店、イギリス「 HMV 」の経営破綻に衝撃を受けた方も多くいます。しかしながら、くるべき時がきた……と冷静な判断をしている人が少なくないことも事実です。
当サイト管理人が、2011年に書かれた「ネット企業の最新技術」に関する書籍を読んだ時、EC ( E コース = 電子商取引)の発展にともないリアル店舗に影響がでるため、時代の流れをよめない企業は淘汰(とうた)されていくと書いてありました。
その著者が、アメリカに出張した時、3年前とその時では、町の様子が変わってきており、最も変化したことが、その町の本屋とCDショップが激減したこと……と書いてありました。
インターネットショップの書店であれば、まず探せない本はなく、自宅にいながら読みたい本を注文することができ、最短なら翌日には配達されます。お店によっては、会社近くのコンビニに配達してもらい、コンビニの店頭で本を受け取るサービスを実施している場合もあります。配達の時間指定も可能。
CDショップの閉店に関しては、音楽配信をしている「 iTunes ストア」の影響ではないかと、誰もが容易に推測できるのではないでしょうか。アップル社が運営している「 iTunes ストア」のことを知らない人のほうが珍しいかもしれません。
「 iTunes ストア」のように、インターネット上で1曲あたり105円~210円程度で楽曲を購入することができたり、それも、アルバムの中の1曲だけを指定して購入できるのは、利用者にとっては、とてもありがたいサービスです。対象の曲はデジタルコンテンツなので、自宅にいながら購入ができ、すぐに楽曲をダウンロードできて、非常に便利なサービスといえ、利便性が向上したと言えます。こうした利便性の向上は、ネットショップならでわと言えるでしょう。
しかし、一方、「雇用」という観点で考えた場合、ある町の CD ショップが全て閉店するようなことになれば、その店で働いていた販売員たちのその後の雇用が保証されているとは言えない……という悲しい現実もあります。
インターネット技術の進化によって、失われていく部分もあれば、新しく生まれてくる部分もあります。事実、アメリカのシリコンバレーには、環境、ソーシャルビジネスなど、新しい企業も多く誕生しています。
前述は、企業のお話ですが、私たちの日常の未来にもあてはまることです。失敗を恐れず、年齢にかかわらず、新しい分野にチャレンジする精神が大切だと思います。
よりよい PC Life の一助になれば幸いです。
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