【第3回】2013年、Windows 7( Windows 8 にアップグレード可能)パソコンを選択する理由

「2013年、どんなパソコンを選ぶべきか?」のページにも少し書きましたが、Windows 8 発売後の2013年は、「Windows 7 ( Windows 8 にアップグレード可能)パソコンを選択すべき」というのが、当サイト管理人の見解になります。

2012年9月中旬( Windows 8 発売約1ヶ月前)、当サイト管理人は、Windows 7 搭載のパソコンを何の迷いもなく購入しました。約1ケ月後の2012年10月26日には、マイクロソフト社から新 OS ( Operating System = オペレーティングシステム)が発売され、パソコンメーカー各社から Windows 8 搭載製品が続々登場することを知っていながら、迷わず Windows 7 搭載のパソコンを購入しました。

パソコン関連の雑誌やWebサイトによっては、Windows 8 の優れている点ばかりを強調したり、Windows 8 搭載パソコンを強く勧めている記事を多く目にしますが、客観的ではない、誰かに頼まれたかのような記事が目立つように感じます。そういった意味において、自分自身が客観視できる知識を持つ必要があるように思います。

前フリが長くなってしまいましたが、今回は「2013年、Windows 7 ( Windows 8 にアップグレード可能)パソコンを選択する理由」について解説致します。言い換えれば、『 Windows 8 にアップグレード可能なスペックの、Windows 7 搭載パソコンがお買い得である理由、購入するメリット』と、いうことになるのではないでしょうか。

★メリット(その1)  Windows 8 優待購入プログラムを利用できる (※手続き期限あり)
マイクロソフト社の最新 OS ( Operating System = オペレーティングシステム) Windows 8 が2012年10月26日に発売されましたが、『1200円の Windows 8 優待購入プログラム』が提供されています。(1)2013年1月31日までに Windows 7 搭載のパソコンを購入し、(2)2013年2月28日迄に『 Windows 8 優待購入プログラム』に登録し購入手続きをすると、Windows 8 Pro アップグレード版(ダウンロード版)を1200円で購入することができるのです。

新 OS の Windows 8 も使ってみたい、でも……今まで使っていたソフトが Windows 8 で利用できるのか心配という場合には、『 Windows 8 にアップグレード可能なスペックの Windows 7 搭載パソコンを購入する』のは、もってこいの選択肢と言えます。『1200円の Windows 8 優待購入プログラム』が終了した場合でも以下のメリットがあります。

★メリット(その2)  Windows 7 なら安心してソフトが使える
従来のソフトを中心に使いたいなら、Windows 7 のほうが安心と言えます。Windows 8 でも、Windows 7 対応ソフトの多くは使えますが、すべての機能が動作する保証はないというのが真実です。場合によっては、Windows 8 対応の同製品か、アップグレード版を新規に購入しなければならないことも少なくありません。Windows 8 では、タッチ操作に最適化されたタイルと呼ばれる新しいメニューが採用されており、便利に使えるのはやはり専用ソフトになります。

当サイト管理人は、マルチブート環境にしている Windows 8 に、今まで利用していたソフトをインストールしてみましたが、インストールすらできなかったもの、インストールはできたが動作がおかしいもの、エラーが多発するものなど、インストールしてみないとわからないというのが現実です。Windows 8 を利用するのであれば、Windows 8 完全対応のソフトを新しく購入して利用するのが基本と考えるべきです。

★メリット(その3)  Windows 7 のサポート期間が2020年1月まである
Windows7は、メインストリームサポートが2015年1月まで、延長サポートが2020年1月まで予定されています。延長サポートが終わるまでは、OS にセキュリティ上の欠陥が見つかった場合、マイクロソフト社から更新プログラムが提供されるので、あと7年間は不安なく使えます。当サイト管理人は、別記事でも述べていますが、『パソコンは消耗品である』という観点から考えた場合、Windows 7 のサポート期間が終了するまでには、パソコン自体が老朽化するであろうし、新しい Windows の OS も発売されるはずであり、不安の解消されないまま Windows 8 を購入するのであれば、安定している Windows 7 を選択するのが賢明であると思います。

当サイト管理人が Windows 8 を購入した理由は、新しい OS は必ず試すので購入しただけです。Windows 8 が非常に優れていると感じたから買ったわけでは全くありません。あくまで、Windows 7 をメインで利用し、Windows 8 は、もっぱら実験用的ニュアンス程度にしか利用していません。Mac や Linux も利用しているので、単に新しい OS が1つ増えた程度にしか思っていません。

★メリット(その4)  Windows 7 現行モデルが大幅値下がり
Windows 8 発売にともない、Windows 7 製品の価格がかなり下がっています。これから主流になるであろう Windows 8 製品に切り替えていく必要があるため、Windows 7 搭載パソコンは底値に近い価格水準になっていると言えます。

当サイト管理人が購入した Windows 7 搭載のノートパソコンも、Microsoft Office Home and Business 2010 (実売価格 25000円~30000円)と3ライセンスのセキュリティソフト(約8000円程度)+αがついて、自分の購入予算にあっていたお買い得価格だったので迷わず購入したのです。Windows 8 にもアップグレード可能なので、Windows 7 搭載パソコンにしては非常に高いスペックで、物理メモリも8GB搭載しています。Web作成や文書作成をメインで利用するだけなので、ここまで高スペックのマシーンは必要なかったのですが、ものは試しに購入してみました。

★メリット(その5)  パソコンのスペックに満足できる
現在販売されている Windows 7 搭載パソコンのほとんどは、『 Windows 8 にアップグレードすることを前提で製造されている』ため、Windows 7 として使うには十分すぎるほど高性能なスペック(仕様)であり満足できるはずです。また、当たり前ですが、Windows 8 にアップグレードしても十分動作します。勿論、アップグレードに際しては、パソコンメーカーのアップグレード情報を参考にして、修正プログラムやWindows 8 用のドライバなどをインストールしなければならないこともありますが、基本的には動作します。

★メリット(その6)  Windows 7 は使いやすいが、Windows 8 は操作が激変している
Windows 7 は、マウスとキーボードを使ったこれまでの Windows の操作性を踏襲しており使いやすい……というか……使い慣れているので違和感がありません。

一方、Windows 8 では、画面に直接、もしくはタッチパッドを利用した『タッチ操作』……わかりやすく言えば『スマートホンのように、画面をタッチする操作』が主役になっており、アプケーシトョンソフトの切り替え、コントロールパネルの表示、シャトダウンさえ異なるため、必ず操作方法で迷うはずです。

Windows 8 を初めて使った場合、操作にかなり戸惑う……というか、「シャットダウンって、どうやるんだ?」とか、「コントロールパネル……どうやって表示するの?」とか、「スタートボタンがない!!」とか、「すぺてのプログラム……どうやって出すんだよ」……など、別ものの Windows と、必ず感じるはずです。

当サイト管理人は、仕事の関係もあり Windows 8 評価版も利用していたので、マルチブート環境にしている Windows 8 を操作するのに戸惑うことはありませんでしたが、初めて Windows 8 評価版を使った時は、上記のような戸惑いが多発し、全く別の新 OS だと思いました。操作に慣れてしまえば、「まぁ~こんなもんか」と思えるようになるとは思いますが。

<< 「パソコンの賢い選び方」に戻る >>

<< New LaLaLaLand トップページに戻る >>

This entry was posted in パソコンの賢い選び方. Bookmark the permalink.

Comments are closed.