今回は最近よく耳にする「PLC」についての解説です。
PLCとは「Power Line Communications」の略称で「高速電力線通信」と訳されていますが、早い話、家庭内の電気配線にネットワーク信号を流して通信回線として利用するというもの。
家庭内の電気コンセントに通信用のアダプタ(PLCモデム)を設置し、パソコンと接続することによりデータ通信が可能となるのがPLC。
一般家庭の場合、建物に電気配線が張り巡らされているため、PLCを利用することにより長いLANケーブルを張り巡らせることなく手軽に家庭内LANを構築できるのがメリットです。
家庭内でLAN環境を構築する場合、一般のルーターならLANケーブルが必要となり、その配線が面倒だったり、家具や部屋の配置によってはLANケーブルをひけないという問題がありました。
無線ルーターに関しては、面倒な配線はないものの、家の構造によっては電波が届きにくく利用できない場所もあるという問題がありました。
有線にしろ無線にしろ一長一短があったわけですが、その状況を打開すべく2006年末に発売されたのPLC対応商品。
親子2台の専用機器(PLCモデム)を電気コンセントにさすだけで利用できるため、手軽であり、今まで無線LANが使えなかった場所でも家庭内ネットワーク通信が可能になるのです。
通信速度は、接続速度が190Mbpsであるが、電気の発するノイズなどで通信速度が大きく左右され、実行速度は5~40Mbpsと言われています。
また、現在、PLCには3つの規格がありますが、互換性がないなどの問題点もあり、有線LAN、無線LANなどと組み合わせて利用するのが無難と言えますが、利用価値は高いです。
よりよい PC Life の一助になれば幸いです。
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