「光陰矢のごとし」……時の流れは速いものです。映画『もしドラ』で主演した前田敦子さんがAKB48を卒業したのが2012年8月27日……なんて書くと、アッちゃんのファンと思われてしまいますが、特別ファンというわけではありません。
でも、前田敦子さんのことを全く知らないわけでもなく、当サイト管理人は、ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker = ピーター・ファーディナンド・ドラッカー)の書籍はほとんど読んでいます。ドラッカーのファンなのかもしれません。岩崎夏海さんの著書『もしドラ』……正式には『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』も読んだし、NHKのアニメや地上波放送された映画『もしドラ』も見ています。シナリオライターの勉強をしていたこともあるので、タレントさんのこともそこそこ知っていたりします。
前フリが長くなってしまいましたが、もうすぐ卒業の時期ですね。進学する人、就職する人、新しい道にチャレンジする人……現状からの変化(卒業)に対しての寂しさ、これから進もうとしている未来への不安、そして希望……様々な気持ちが入り混じっているのではないかと思います。寂しさと不安な気持ちのほうが大きいかもしれませんが、時の流れは待ってくれません。自分の可能性を信じて頑張っていけるあなたであることを心より願っています。
今回は、この時期だからこそ旬な話題、『新生活に向けてテレビ機能つきパソコンを買う』という選択肢について解説したいと思います。
新生活がスタートする人の中には、引っ越しをして、本当の意味で新生活をスタートする人もいるでしょう。アパートやマンションでの一人暮らしかもしれないし、寮生活かもしれませんね。新生活をスタートさせる場合、最低限の家財道具を準備するのは勿論ですが、『パソコンも生活必需品』と言っても過言ではない時代になっているように思います。
パソコンを持っていない人、パソコン操作が全くできない人……etc、まだまだたくさんいることも事実です。しかし、自分の日常を観察してみてください。大学の授業でレポート提出の課題がだされた場合、かなり前なら、図書館で本を借りたり、自分で本を買って読んでレポートを作成するのが一般的でしたが、現在では、書籍を読むことに加えてパソコンやインターネットを利用して調べ、レポートを書くのが当たり前になっています。
大学の卒論も、手書きが主流だったものが、一昔前ならワープロ(ワードプロセッサー)での作成も許可され、現在ではパソコンで卒論を作成しプリントアウトしたものでの提出が許可されています。改めて解説するほどのことではありませんが、過去記事の「ワープロソフトを活用しよう」にもその便利さについて解説しているので参考にしていただけばと思います。
企業ではIT化が進み、仕事にパソコンは欠かせないツールになっています。まだまだ一人一台のパソコンを使っている企業もありますが、一人で複数台のパソコンを使って仕事をしている現場もあります。当サイト管理人の勤務先がまさにこれに該当しており、各用途に応じた複数の端末を同時並行で操作して業務が遂行されています。過去記事の「日常生活に定着しているパソコン」は、医療現場のIT化について書いたものですが、一般家庭でもパソコンを複数台所有していることも珍しくない時代になっているのです。
これからの新生活のことを考えた場合、お金に余裕があれば、パソコンは最低限用意すべきではないかと思います。新生活をスタートさせるには、他の家財道具を用意する必要もあるため、部屋のスペースを考えると、場所が狭くなるということもあるでしょう。
そこで提案したいのが『新生活に向けてテレビ機能つきノートパソコンを買う』という選択肢です。ノートパソコンなら、使いたい時にパソコンとして使い、テレビを見たい時にテレビ番組を視聴することもできるし、画面のウィンドウを2つ表示させて、テレビ番組を視聴しながらパソコンで作業をすることも可能です。
パソコンをテレビとして利用するには、大きくわけて3タイプあります。(1)完全にテレビ機能とパソコン機能が分離して使える合体型のタイプ、(2)テレビチューナーが内蔵され、パソコンにテレビ機能専用アプリケーションソフトがプリスンストールされており、テレビ番組画面を表示させるタイプ、(3)テレビチューナーは外付け、パソコンに利用する外付けテレビチューナーに対応したアプリケーションソフトをインストールして番組を視聴するタイプ。
(1)は、一般的に「テレパソ」と呼ばれているテレビとパソコンが合体した製品のことです。製品にもよりますが、あくまでテレビが主であって、パソコン機能もありますよ……みたいな製品です。画面操作もテレビのリモコンになり、パソコンらしく利用するためには別売のパソコン用キーボードを用意する必要があり、余計にお金がかかってしまい、納得して購入している場合以外は、あまりおすすめできません。また、地上アナログ放送、地上デジタル放送、衛星デジタル……など、機能が限定されているため、別の放送システに切り替える場合、別の機材を購入する必要がでてくる場合もあり、将来的なことも視野に入れると経済的とは言い難いと思います。
(2)と(3)は、大雑把に言えば、テレビのチューナーが内蔵型か外付け型かの違いになるわけですが、(2)の場合、(1)同様、チューナー機能が固定されているため、別の放送システに切り替える場合、別の機材を購入する必要がでてくる場合もあり、将来的なことも視野に入れると経済的とは言い難いと思います。加えて、テレビチューナーが内蔵なので、仮に全く同一の仕様・性能のパソコンであった場合、チューナー分だけ重くなります。しかしながら、現在は技術が進歩しているので、ノートパソコンに搭載されているテレビチューナーは超小型化されているので、たいした重量差はないと言ってもいいかもしれません。
(3)は、テレビチューナーが外付けである分、ノートパソコンの重量は軽くなります。代表的な製品としては、ソニーの『nasne (ナスネ)』とソニー製パソコン(VAIO)の組み合わせ、『VAIO TV wite nasne』が有名かもしれません。この製品の場合、無線LAN機能があるので、複数の無線LAN接続可能端末も利用できるという拡張性に優れています。また、視聴番組の録画データをnasne(ナスネ)に保存しておくことも可能です。パソコンを増やしたり、壊れて買い換えた場合にも、そのまま利用できる点がよいと言えます。
■『nasne (ナスネ)』を解説しているメーカーページは以下
ソニーの『nasne (ナスネ)』利用解説ページ nasne (ナスネ)商品説明ページ
(2)と(3)に関しては、どっちらが良いというより、最後は好みの問題になると思います。nasne (ナスネ)の商品説明ページをご覧になると気づくと思いますが、けっこうな値段がします。ただ、ソニー製のノートパソコンの例で言えば、実売価格が数万円程度のノートパソコンにも『VAIO TV wite nasne』利用可能な製品が多数あるのでトータルコストは経済的ではないかと思います。(2)のテレビチュー内蔵型製品の場合は、テレビチューナーの他に、テレビ番組の録画を考慮してハードディスクの容量を大容量にしなければならないため価格が高くなってしまうのです。(3)の場合、ノートパソコンだけ最初に購入し、余裕ができたら『nasne (ナスネ)』を買うということもできます。
補足として加えることがあるとすれば、可能なら『Microsoft Office』……『 Microsoft Office Home and Business』が付属されているのがベストです。『 Microsoft Office Personal 』でもよいのですが、付属ソフトの種類が少ないので、余裕があれば『 Microsoft Office Home and Business』を選択しましょう。いいか悪いか、好きか嫌いかは別にして、Microsoft Office の Word、Excel、PowerPoint などは、世界は勿論のこと日本シェア第一位の事務系アプリケーションソフトなので、大学にしろ、企業にしろ、これらが使えるのが当たり前になっているからです。データのやりとりが当たり前に行われる現代において、相互に同じソフトを利用しなければならないというのが、Microsoft Office を利用しなければならない最大の理由なのです。
新生活に向けて、よりよい PC Life の一助になれば幸いです。
<< New LaLaLaLand トップページに戻る >>