2020年1月14日に、Windows7のサポート期限の終了が迫っていることは当サイトの別記事でも解説しました。
同様に、Microsoft Office 2010のサポート終了も迫っています。
下記は、各Microsoft Officeのサポート期限になります。
◆各Microsoft Office の延長サポート終了期限
・Microsoft Office 2007 [ ~ 2017年10 月10日]
※既にサポート期間は終了。
・Microsoft Office 2010 [ ~ 2020年10月13日 ]
・Microsoft Office 2013 [ ~ 2023年4月11日 ]
・Microsoft Office 2016 [ ~ 2025年10月14日 ]
・Microsoft Office 2019 [ ~ 2025年10月14日 ]
・Microsoft Office 365 [ 永続的に利用できる ]
Microsoft Office 2007においては既にサポートが終了しており、また、Microsoft Office 2010に関しては、2020年10月13日にサポートが終了します。Windows 7が2020年1月14日にサポートが終了することから、IT業界では「2020年問題」と呼ばれているほどです。
Windows7などOSのサポート切れは話題にされることが多いですが、パソコンで利用しているアプリケーションソフトのサポート切れに関しては、パソコンのOSのサポート切れほど気にしない人が多いのが現実です。
しかしながら、パソコンのOSと同じように、アプリケーションソフトの脆弱性を突いた悪意ある攻撃を仕掛けられ、パソコン内の情報を盗み取られたり、パソコンを乗っ取られたという被害も過去には多数報告されています。
Microsoft OfficeのWordやExcelなどは全世界で広く一般的に使われている事務系アプリケーションソフトの代表なので、脆弱性を突いた悪意ある攻撃の標的になりやすいと言えます。既にサポートが終了しているMicrosoft Office 2007以前を使い続けている場合は、非常に、危険な行為であることを自覚する必要があります。
Microsoft Office 2010はWindows10パソコンでも正常に動作しますが、2020年10月13日には、マイクロソフト社のサポートが終了するので、Windows10パソコンに切り替えると同時に、早めの乗り換えを検討するのが無難だと思います。
以下は、Microsoft Office各製品の主な特長や提供形態を解説しています。
◆使用する年数や台数で変わるMicrosoft Officeの選び方
パソコンのOSがWindows7なら最新のWindows10に乗り換えればよいのですが、Microsoft Office 選びの選択肢は少し複雑でわかりにくいかもしれません。
現在、Microsoft Officeの販売形態は大きく3通りあります。以前は、「買い切り型のパッケージ版(永続ライセンス)」と、パソコンに付属している「プリインストール版」しかありませんでしたが、現在では、月単位や年単位で利用料を支払う「サブスクリプション版」という提供形態もあります。
Microsoft Officeのみを購入するなら、「買い切り型のパッケージ版(永続ライセンス)」、または、「サブスクリプション版」を選ぶことになりますが、パソコンを新たに購入する場合なら、オフィス付きを買うという選択肢もあるでしょう。
では、どのような形でMicrosoft Officeを購入するのがお得なのかを考えてみましょう。
パソコンを新たに購入し、そのパソコンだけでMicrosoft Officeを使うなら、迷わず「プリインストール版」が断然お得と言えます。
パソコン直販サイトで、Microsoft Officeのオプション価格を見ればわかりますが、Microsoft OfficeをプリインストールしてあるパソコンのMicrosoft Officeの価格は、非常にお得になっています。パソコン直販サイトによっては、キャンペーンが打ち出されていたりなど、タイミングによっては、Microsoft Officeが単体で購入する場合の半値だったり、無料で提供する場合すらあります。キャンペーンがなかった場合でも、Microsoft Officeを単体で購入するより非常に安く済みます。
注意点としては、Microsoft Officeの「プリインストール版」は、パソコンを買い替えた時、他のパソコンに移して使えないという特性があります。「プリインストール版」は、あくまで「そのパソコン専用のMicrosoft Office」でありライセンスであるということです。
一方、複数のパソコンを使い分けている場合は、Microsoft Office の「買い切り型(永続ラスセンス)」や「サブスクリプション版」の「Microsoft Office 365 Solo」がお得と言えます。
一般的に、「サブスクリプション」というのは、利用者は製品を買い取るのではなく、その製品の利用権利を借りており、使用したい期間分だけの利用料を支払う方式の提供形態を意味しています。
◆Microsoft Officeの提供形態
(1)買い切り型 [ Microsoft Office 2016/ 2019など ]
・使用可能台数 → 2台まで ( ※ライセンス移行は可能 )
・使用できる期間 → 無期限( ※ただし実質的にはサポート終了まで )
・新機能の追加 → 出来ない
・複数デバイスの対応 → 出来ない
・備考
→ 店頭購入製品でも、Webサイトからダウンロードし、プロダクトキーで認証する。
(2)プリインストール型 [ Microsoft Office 2016 / 2019など ]
・使用可能台数 → 1台まで ( ※ライセンス移行は出来ない )
・使用できる期間 → 無期限( ※ただし実質的にはサポート終了まで )
・新機能の追加 → 出来ない
・複数デバイスの対応 → 出来ない
・備考
→ 2013年~2018年前半にプリインストールされていた「オフィスプレミアム」の場合は、「サブスクリプション版」と同じように、常に最新版を利用できる。
(3) サブスクリプション型 [ Microsoft Office 365 Soloなど ]
・使用可能台数 → 5台まで ( ※ライセンス移行は可能 )
・使用できる期間 → 1ヶ月、または、1年単位の契約更新
・新機能の追加 → 常に最新版を利用できる
・複数デバイスの対応 → Windows、Macintosh、iOS、Androidでも使える
・備考
→ OneDrive (ワンドライブ)のストレージを1テラ分使用できる。全機能を利用するには、マイクロソフトアカウントでのサインインが必要。
◆主なMicrosoft Office に含まれるアプリケーションソフト
・Microsoft Office Personal 2019
Word、Excel、Outlook
・Microsoft Office Home & Business 2019
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote
・Microsoft Office 365 Solo
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisher、Access
Microsoft Office やパソコン購入の参考になれば幸いです。
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