【第73回】2016年、ノートパソコンを大画面にする方法について考える

2016年現在、タブレットにもなるしノートパソコンとしても使える2-in-1パソコン、持ち運びできるモバイルノートパソコン、軽量なウルトラブックなど、ノートパソコンも様々な製品が発売されています。個人で複数のパソコンを所有することも珍しくありません。

ノートパソコンの性能もWindows98時代には想像もできなかったくらい向上しています。HDD(ハード・ディスク・ドライブ)においてはWindows98時代なら4GB(ギガバイト)だったものが現在では1TB(テラバイト)も珍しくありません。単純計算すると約250倍の大容量になっています。Windows98時代の標準搭載メモリは32~64MB(メガバイト)、それが現在では4GB~8GB搭載も当然のようになっています。125~250倍の性能アップです。パソコンの頭脳CPU(シー・ピー・ユー)は勿論のこと、他の部分の性能も比較できないほど向上しています。それに対して価格はどんどん下がっています。ホント、いい時代になりました。Windows98時代のノートパソコンは約20~25万円していましたが、現在は性能が200倍以上も向上しているのに10万円以下で買うことができます。

これほど性能が向上したノートパソコンですが、1つだけあまり変わっていないものがあります。

それが「画面サイズ」です!

本体を小さくする技術、綺麗に表示する技術は進歩していますが、人間が操作する以上、人間にとって画面が小さすぎて「見えにくい」のは非常に困った問題です。

性能は上がり、求めやすい価格になったぶん、現在では個人が複数のパソコンを所有していることも珍しいことではありません。小さくて軽量だからモバイルパソコンを買ったのはいいけれど、自宅で使うには画面が小さすぎるので新たにノートパソコンを追加購入したという人も多いと思います。

そんな方に考えてほしいのが、「ノートパソコンと大画面の液晶モニタを接続して利用する」ことです。

◆ノートパソコンと大画面液晶モニタを接続する
製品にもよりますが、現在販売されている多くのノートパソコンには、外部出力機能というものがあり、ノートパソコンと液晶モニタを接続し「デュアルモニタ」を構築できる機能があります。①表示できる領域を広げる「拡張モード」、②モニタにノートパソコンと全く同じ画面を表示する「複製モード」という機能があり、やる作業によっては、かなり作業効率があがるはずです。

一昔前のパソコンだと、動画編集、CAD、ゲームなどパソコンに高いスペックを求める場合、ほとんどがデスクトップパソコンでの作業でしたが、現在のパソコンの多くは、かなりハードな仕事も楽々こなせることが少なくありません。しかし、表示画面が小さいため持ち運びするモバイル専用として使っていることがほとんどです。

しかし、そのやや小さいノートパソコンの表示部が、もしも大画面で使えるなら、わざわざ大画面のデスクトップパソコンを買う必要がないかもしれません。わざわざ、別のノートパソコンを買う必要もないかもしれません。

◆パソコンに外部出力用の端子があるか確認しよう。
外部出力用の端子にはHDMI端子、DVI-D端子、VGA端子、DisplayPort端子、D-subなどがあります。

パソコンの仕様だと「外部インターフェイス」部分の「ディスプレイ」として「HDMI出力端子×1 」などと表記されているはずです。

新たに大画面の液晶モニタを購入する際は、利用しているパソコンについている「外部出力用の端子」と同じ端子がある製品を選ぶ必要があります。液晶モニタの性能も大切な選択基準にはなりますが、いくら優れた性能であっても「端子が同じでないとノートパソコンと接続すらできない」ので、ここだけは「絶対はずせない製品選択の条件」になるので必ず確認してください。

液晶モニタの端子の性能を簡単に説明すると、HDMI端子、DVI-D端子、DisplayPort端子はデジタル方式、VGA端子やD-subはアナログ方式になります。デジタルは高画質、アナログは互換性が高いと言われています。

断定的には言えませんが、現在は「HDMI端子」が主流で、デジタル家電やオーデオ機器に多数採用されているため連携が非常に楽にできるようになりました。

◆液晶モニタの種類と特徴
液晶パネルは大別して「IPS」、「VA」、「TN」の三種類があり、一般的に下の表のような特徴があるとされていますが、最近は技術が進歩しているので、IPSでも応答速度の速い製品もあれば、画質の良いTNもあるので、製品によるとしか言えないのが現実です。基本的にはIPSの品質が高いことは間違いありませんが、工業規格のテスト数値の知識があって細かく比較する必要があれば別ですが、一般的には、VAやTNにも良い品はあるため、最後は購入者の好みや感覚になっているのが現実です。

◆液晶モニタの性能はここをチェックする
①液晶の視野角
視野角とは、液晶モニタを斜めから見た場合に、「どのくらいの角度まで画面が見えるか」ということを表した数値のことです。基本的には「広いほどよい」とされています。

②液晶のサイズ
最終的には、置くスペースがあるかや、どんな作業をするかで決まりますが、一般的には、作業用の液晶モニタとして使うのであれば、20~28インチくらいが適当とされています。

ただし、やる作業内容によっては、当然それ以上の大きいなサイズを検討する必要もあるでしょう。

かなり以前のことになりますが、出版社の画像加工の副業を外注でやっていた経験がありますが、液晶画面の最低限のサイズが17インチ以上で作業するように指定されたので21インチを準備した経験があります。スキャナーでスキャニングした画像の電子的なゴミをクリーニングする際、解像度を高い状態で作業するため、画面サイズが小さいと画像や文字自体が小さくなり作業できないため、できるだけ大画面で作業するようにとのことでした。

③液晶の解像度
現在は「1920×1080」、「2560×1440」、「3840×2160」など高解像度の液晶モニタなど多数ありますが、解像度が上がれば価格も上がります。

ここで「ノートパソコンと外部接続した液晶モニタの解像度が異なる場合、液晶モニタの解像度はどうなるか」という疑問が発生すると思うまで解説します。全く同じものを表示する「複製モード」の場合は、共通の解像度になります。更に詳しく解説すると、「低い解像度側にあわせた共通の解像度」になります。「拡張モード」の場合は、外部モニター単独での解像度になるはずです。だから、使っているノートパソコンの解像度の仕様も確認しておくことをおすすめします。

④画面回転への対応
製品によっては、液晶モニタが縦向き、横向きなど自由に回転できる製品もあります。やる作業内容によって選択するとよいと思います。

⑤液晶の輝度
輝度とは「画面の明るさ」のことで、単位は「cd/平方メートル(カンデラ・マイ・へいほうメートルと読みます)」で、数値が大きいほど明るいことを意味しています。でもまぁ、これを知っていても……明るいか、別の製品と比較して暗めかくらいしか判断できないかもしれません。

◆液晶モニタ選択のまとめ
①モニタには三種類があり、それぞれ特徴がある、②次に解像度と画面サイズ、③入力端子の種類を必ず確認すること。この三点が特に重要になります。間違えたり確認しないまま買うと、購入した液晶モニタが使えないこともあるので注意してくださいね。

参考までに、パソコン工房の液晶モニタの解説ページがわかりやすく解説しているのでリンクをはっておきます。
パソコン工房の液晶モニタの解説ページ
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パソコン購入の参考になれば幸いです。

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