最近、パソコン雑誌やパソコンメーカーのWebサイト上で「Core 2 Duo」という文字を目にすることがあります。今回は、この「Core 2 Duo」について解説します。
「Core 2 Duo(コア・ツー・デュオ)」とは、「処理速度を向上させつつ、消費電力を減少させた」インテル社の最新CPUのこと。2006年7月下旬に登場しています。
インテル社の「Core 2 Duo E6700(2.66GHz)」と「Pentium D 960(3.6GHz)」のベンチマークテスト比較によると、「性能が40%以上高速になったにもかかわらず、消費電力は40%以上減少」という結果かが得られたといいいます。
これまで、同社のCPU設計は、ノート用は「低い動作周波数でも高い処理効率を上げる」設計になっているのに対し、デスクトップ用は「動作周波数の高さで処理効率を上げる」というように、ノート用とデスクトップ用では異なるマイクロアーキテクチャーを使っていました。
それゆえ、デスクトップ用CPUは、動作周波数のアップによって処理効率は向上するため発熱量も増加していました。最近に関しては、「発熱量だけが増えるだけで、処理速度は頭打ち」という現実があり、そこで考案されたのが、ノート用CPUとデスクトップ用CPUの構造を共通化した「Core 2 Duo」。
1回の動作で処理できる命令の数を増やしたり、メモリーのデータを効率よく読み出す技術を投入して、動作周波数を低く抑えたまま処理速度の高速化を実現しました。更に消費電力も強化し、動作周波数の低下と相まって、省エネ効率も高めています。
これで、あなたも「最新CPUツー」ですね。
よりよい PC Life の一助になれば幸いです。
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