【第87回】2018年、PLCでホームネットワークを構築する

2018年現在では、パソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など、自宅でインターネット出来る通信機器が複数あるのが常識になっています。パソコンを複数台所有していることも珍しくありません。

無線ルータを置いている部屋なら、ルータとパソコンをLANケーブルでつないだり、無線LAN機能が搭載されているパソコンなら無線LAN通信を利用していると思います。

ホームネットワーク構築を考える場合、有線LANはケーブルが邪魔になることが多いため、無線LAN環境にすることが少なくありません。

しかしながら、部屋によっては無線通信が不安定で電波が切れたりつながったり、場所によっては全く電波が届かないこともあります。住宅の構造上の関係で電波が遮蔽しゃへいされることもあるし、近隣の無線LAN電波の干渉の影響により無線LAN通信が不安定になることも多々あります。

11a、11b、11g、11n、11acなど電波の種類や周波数を変更したり、チャンネルを変更したり、逆に固定することによって改善することもありますが、何をやっても改善に至らない場合もあります。無線ルータの中継機を増設して改善を試みる人もいますが、中継機を買っても改善しない場合すらあり、無駄なお金の出費になってしまいます。

どうしても、その部屋でインターネット接続をしたい場合は、部屋までLANケーブルをのばすしか対策がないように思ってしまいがちですが、こんな時、利用したいのが、簡単に導入できる「PLCアダプタ」です。

◆PLCとは
「PLC」とは「Power Line Communications」の略称で、電力線(電気配線)を利用したデータ通信システムのことです。

家の壁などにある「電源コンセント」に「PLCアダプタ」を装着して、簡単にホームネットワークを構築出来るすぐれものです。

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I-O DATAの「 PLC-HD240E-S」
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上記の、I-O DATAの「HD-PLC」規格に準拠した第3世代PLCアダプター「PLC-HD240E」シリーズで解説するなら、手のひらサイズの小型で設置も簡単な製品です。無線の超高速通信にはかないませんが、通信速度は最大240Mbps(規格値)の高速通信なので、通信速度に不満を感じることはないはずです。

家庭用の電源コンセントを利用するだけなので、電波が不安定な部屋、全く電波の届かない部屋、地下の部屋、電波の遮蔽率が高い建物では安定して大活躍するはずです。

また、最近のPLC製品は、出荷時にアダプタのペアリングが済んでいるので、無線LANのように無線ネットワークのセッティングに悩むこともありません

子機を追加する場合は、アダプタ表面にある「セットアップ」ボタンを押すだけでセッティングは完了します。また、PLCアダプタは親機を含め最大16台まで接続できます。

◆PLC導入の注意点
PLCも万能ではなく、電気的な「ノイズ」が唯一の弱点になります。

OAタップを介して接続すると、電気的な「ノイズ」の混入で通信速度が低下したり、場合によっては接続自体が出来なくなることもあります。状況によっては、ノイズカットフィルターで「ノイズ」除去が必要な場合もあるかもしれません。

しかしながら、PLCアダプタを壁のコンセントに直結した場合は、通信が非常に安定しているので、特別問題視する必要はないように思います。

◆OS上で接続を確認する
PLCと接続したパソコンで取得IPアドレスなどの情報を確認したい場合は、Windows7以上のパソコンなら、「ネットワーク接続」→「ローカルエリア接続」から確認出来ます。

ホームネットワーク構築の参考になれば幸いです。

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